Nanoscribeでは、細胞培養や生体組織工学のための新しいフォトレジストIP-Visioを開発しました。IP-Visioは、様々なライフサイエンス・アプリケーションで必要とされる高精細3D微細造形向けに設計されています。無細胞毒性で、細胞顕微鏡向けに自家蛍光は低くなっています。
IP-Visioネガ型フォトレジストで、複雑な構造体を簡単に製造できます。この材料の特性は、3D造形した細針金状微細構造における細胞の挙動の研究に適しています。IP-Visioは、Nanoscribeの3D光造形装置や3D微細造形ソリューションセットに最適です。
IP-Visioは、生体適合性のある3D微細構造体の製造を目的としたNanoscribeの新しい3Dプリンティング材料です。本材料は、ISO 10993-5/ USP 87に準拠し無細胞毒性であるため、生体適合性の構造物の製作に適しています。
細胞スキャホールドを高い形状精度で3D造形することで、細胞研究のための実物に模した微小環境を作り出せます。スキャホールド上に複数の細胞を播種し、細胞プロセスや細胞内タンパク質を三次元で研究することが可能です。
IP-Visioで3D造形した部位の自家蛍光は非常に低くなっています。そのため細胞の振る舞いを、背後の蛍光構造の干渉に妨げられることなく、蛍光顕微鏡で観察研究できます。
NanoscribeのIP-Sフォトレジストと比較して、IP-Visioによる構造体の自家蛍光は、ほぼ無視ができるほど小さく、細胞および細胞下の成分をクリアに観察できます。
Nanoscribe’s IP Photoresins are proven printing materials for high-precision 3D Microfabrication by Two-Photon Polymerization (2PP). The product line presents a broad range of negative-tone, (meth)acrylate-based resins designed for nano-, micro-, and mesoscale structures.
