アイデアからバイオファブリケーションへ ―
高解像度3Dバイオプリンターで
Quantum X bio 細胞や組織のスケールに対応する
高解像度3Dバイオプリンティング
Quantum X bioは、二光子重合法(2PP)を搭載した非常に汎用性の高い高解像度3Dバイオプリンターです。サブセルレベルからミリメートルスケールまでの微細の構造を製作でき、バイオメディカル研究、組織工学、マイクロ流路のための無菌プリントをサポートします。
3D biofabrication for life sciences
Quantum X bioは、Nanoscribeやパートナー企業製造のバイオマテリアルや、カスタム・マテリアルを用いて、有機的なデザインや複雑な3D構造をマイクロ流路チップや多様な基板上に正確にプリントします。温度・湿度制御、事前混合された空気/CO₂ ガスとの接続、HEPAフィルター付きエアフローといった重要な機能により、環境を適切に管理できます。特にHEPAフィルター付きエアフローは、無菌状態を確保します。高解像度3Dバイオプリンター Quantum X bioは、解像度、精度、速度、生体適合材料、無菌性が求められるバイオファブリケーションにおいて、最適なツールです。
最高精度の3Dバイオプリンティングで
なにが実現できるかご覧ください
Quantum X bioの特長と仕様
機能一覧
-
二光子重合 (2PP) に基づく高解像度バイオプリンティング・プロセスで、サブセル構造に対して1 µm以下の形状サイズを実現
-
Bioprinting Setにより、加熱可能な細胞培養皿を用いたCO₂、温度、湿度の制御が可能
-
バイオプリンティング・モデル・ライブラリへのアクセス可能
-
顕微鏡スライドや細胞培養皿など、さまざまな基板に対応可能なホルダー
オプション機能
-
二光子グレースケールリソグラフィ・システム (2GL®) による迅速かつ高精度な表面パターニング
-
フィデューシャル/マーカーやチップエッジを基準としたプリントに対応し、 アライメント二光子リソグラフィ・システム (A2PL®) を用いたマイクロ流路チャネル内でのプリントなどをサポート
-
3D printing by 2GL® (二光子グレースケールリソグラフィ) により、従来の2PPと比較して最大60倍の速度で、優れた品質を実現
| 形状サイズ制御 | 最小100 nm(x/y方向) |
| スティッチングフリーの部品直径 | 最大4,000 µm |
| 最大スキャン速度 | 6.25 m/s をレンズ倍率で割った値 |
| ライブセルプリント生存率 | > 90% |
これらの値は、使用するバイオ樹脂や構造形状により異なる場合があります。
| 基板 | 顕微鏡スライド/マイクロ流路チップ(3” × 1”/76 × 26 mm²) 細胞培養観察皿(35 mm または 50 mm) 最大100 × 100 mm²の各種フラット基板 ガラス、シリコン、その他の透明/不透明材料、コーティング有り/無し基板 |
| 光硬化樹脂 | Nanoscribe光硬化樹脂(ポリマープリント用) Nanoscribe GP-Silica(ガラスプリント用) サードパーティ製またはカスタム材料に対応 Advanced BioMatrixおよびBIO INXのハイドロゲルバイオ樹脂 |
Quantum X の特長 ―
スケーラブルな3Dバイオプリンティングを成功に導く設計
アイオワ大学(米国)Budd Tucker教授
Photonic Professional GTシステムは、試行や研究用には優れていましたが、扱いが煩雑でした。Quantum X bioは、その1,000倍は優れており、購入して本当に良かったと思っています ― 一度も後悔したことはありません。
インチップ・プリンティング ―
3Dバイオプリンティングとマイクロ流路の融合
二光子リソグラフィを用いたパワフルな3D微細加工システムに基づくQuantum X bioは、多様な基板上でのアライメント3Dバイオプリンティングに必要な柔軟性と精度を提供します。これには、マイクロ流路システム、MEMSチップ、マルチ電極アレイ(MEA)へのプリントが含まれ、organ-on-a-chip(生体機能チップ)、lab-on-a-chip(ラボ・オン・チップ)、オルガノイド研究に応用できます。
ソフトウェア
Quantum X bioの使いやすさを満喫
最先端のライフサイエンス・アプリケーションに対応する実績ある3Dバイオプリンティング・ソフトウェア
3Dデザインから最終的な3Dプリント構造を製作するにはどうすればよいでしょうか。Nanoscribeのソフトウェア・ソリューションは、ユーザーがプリントジョブを効率的に準備できるようにサポートします。生成、アップロード、プリント、監視までを、装置のタッチスクリーンから直接、またはPCからリモートで行うことができます。
DeScribeXまたはnanoPrintXで3Dプリントジョブを作成:私たちは、ユーザー・ニーズに応えるよう設計された2つの強力なソフトウェア・ソリューションを提供しています。3Dプリントジョブ開発ソフトウェアのDeScribeXは、3D CADモデルのインポートからプリントジョブのアップロードまでをわずかなステップで行うことができます。プリントプレビューやシミュレーション機能により、直感的かつ容易に操作できます。
nanoPrintXで、あなたのためのカスタマイズ・プリントプロジェクトを作成してください。特定の基板の仮想モデルを作成することでプリントシナリオを定義し、3Dプリントデザインをインポートするか、あるいはあらかじめインストールされているシンプルな幾何形状を構成要素として使用します。必要に応じて、事前に設定されたプリント・パラメータをデザインの各部分に割り当てることができます。nanoPrintXは、当社の最新プリント技術である3D printing by 2GL®の搭載で、比類のない速度で優れた品質を実現します。
CELLINKとNanoscribeによるバイオプリンティング・モデル・ライブラリからインスピレーションを獲得:実績のあるSTLモデルを収録した包括的なライブラリを利用可能で、これらモデルをダウンロードしてカスタマイズすることができます。これにより、容易にプリントを成功させることができます。
タッチスクリーンからプリントジョブを開始:Quantum X bioの直感的なタッチスクリーンメニューが、プリントジョブを成功まで導きます。ハードウェア情報、システムステータス、プリントの進行状況といった重要情報も利用できます。さらに、3台のカメラによるプリントプロセスのライブビューにより、いつでも視覚的に制御できます。
nanoConnectXで接続を維持:nanoConnectXリモートアクセス・ソフトウェアを使用して、オフィスからプリントジョブを開始・監視できます。これにより、高解像度3Dバイオプリンター Quantum X bioは、マルチユーザー施設にも理想的なシステムです。
ソフトウェア詳細
CELLINKとNanoscribeが共同で提供する包括的なSTLモデルライブラリをご利用いただけます。CADでのデザイン作成に何時間も費やす代わりに、Nanoscribeのデータベースからデザインを選択し、ダウンロードして必要に応じてカスタマイズできます。掲載のデザインは、生物学的およびバイオメディカルのアプリケーションから着想を得ています。これらのデザインはスケーラブルであり、高解像度3DバイオプリンターNanoscribe Quantum X bioだけでなく、CELLINKのBIONOVA XやBIO X6など他のバイオプリンターでも使用できます。これこそ、プリント成功への最短ルートです。
DeScribeXは、カスタム3Dプリントを生成するためのプリントジョブ開発ソフトウェアです。内蔵のインポートウィザードで、広く使われている3D CAD形式であるSTLファイルを読み込むことができます。プリインストールされたソフトウェアのプリント・パラメータ・プリセットは、最適なプリント結果を得るための理想的な出発点であり、わずかなステップでプリント成功へ導きます。エクスポート機能により、プリントジョブをQuantum X bioへリモートで簡単に転送できます。
| 主な機能 | 特長 |
| 3D CADモデル・インポート・ウィザード | 標準STLファイルから適切なプリントジョブファイルを生成する直感的なワークフロー |
| プリント・パラメータ・プリセット | 最適なプリント結果をすぐに得られる、すぐに使えるプリセット・パラメータ |
| アダプティブ・スライシング | サーフェス・リファインメントと形状精度向上 |
| パラメータ・スイープ | 新しい材料やアプリケーションに最適なプリント・パラメータを容易に判断可能 |
| 統合開発環境(IDE) | 専門家がカスタムかつ高度なプリントタスク用にプリントファイル(GWL)を作成・編集可能 |
| 3Dプレビューとプリント・シミュレーション | 見たままをプリント結果に反映! DeScribeXは、プリント時間、走査速度、レーザー出力などのパラメータを表示し、プリントプロセス全体を詳細にシミュレートします |
nanoPrintXはすべてのQuantum Xシステムで利用できます。複雑な構造のデザインを簡単かつ迅速に行うことができ、構造の特定部分に対する特別なプリンティング方式を提案します。またナノメートル精度で構造と基板のアライメント・プリントをサポートし、最新のプリント技術である3D printing by 2GL®によって、比類のない速度と卓越した品質を実現します。
nanoPrintXを使用すると、サブミクロンからミリメートルスケールまでの構造を製作できます。使いやすいツリーノード構造により、光ファイバー、フォトニックチップ、その他事前にパターニングされた基板上でのアライメント・プリントプロジェクトを、わずかなステップで設定できます。
主な特長
- 3Dレンダリング・キャンバスにより、構造を互いに、またはファイバーコア、フィデューシャル、チップエッジとの相対位置で構成・配置可能
- 配列構成を容易に作成可能
- プリンティングに関連するすべての操作を直感的に整理できるツリーノード構造
- 最適なプリント結果を得るための、すぐに使えるパラメータ・プリセット
- 3D printing by 2GL®による比類のない速度と優れた品質
- パターンマッチングによるフィデューシャル検出
- 基板エッジで優れた結果が得られるドーズ補正
- 光学構造の自動検出およびファイバーコアへのプリントが可能なファイバープリンティングノード
- ISO規格10110に基づくパラメトリックレンズ設計ツール
nanoConnectXはQuantum Xシステムのリモートアクセス・ソフトウェアです。タッチスクリーンのすべての機能と表示機能を、オンライン接続された任意のコンピュータで利用できます。
| 主な機能 | 特長 |
| システムへのリモートアクセス | どこにいてもQuantum X bioを自分のコンピュータに接続可能 |
| タッチスクリーンの全機能を使用可能 | どこからでもプリントジョブを準備、制御、監視可能 |
| プリントジョブやレポートのアップロード/ダウンロード | プリント関連ファイルにコンピュータから直接アクセス可能 |
3Dバイオプリンティングを深く理解し、
Quantum X bioの仕組みを学びましょう
細胞培養実験を最適に行う方法は?
細胞培養やセルシーディングのアプリケーションでは、まずハイドロゲルやNanoscribeの生体適合性のある光硬化樹脂などの材料を用いてマイクロ構造をプリントします。プリント後、構造を洗浄し、細胞を構造上に播種します。通常、基板はインキュベーター内に保持され、時間をかけて細胞の挙動がモニタリングされます。
セルシーディングは、2PPベースの微細加工と細胞研究を組み合わせる最も一般的な技術です。Nanoscribeウェブサイト内のプレミアムセクションにある公開データベースは、Nanoscribe技術を用いた研究プロジェクトにインスピレーションを提供します。
セルシーディングアプリケーションの一例として、私たちはIP-Sで直径100 µmのマイクロウェルをプリントし、NIH 3T3線維芽細胞を播種しました。下の画像は、マイクロウェル内の染色された細胞の画像を縦方向にスタックしたアニメーションです:
Quantum X bioはどのようにライブセルプリントを可能にしているのですか?
ライブセルプリントでは、細胞を樹脂に組み込んだ状態でレーザー直接描画を行います。プロセス中に細胞を生存させることは、物理的および環境的ストレスが大きな課題となります。Quantum X bioは以下の機能でこれをサポートします:
- 無菌状態を実現するための温度・湿度制御付きバイオプリンティング・チャンバー
- HEPAフィルター付きエアフローおよび事前に混合された空気またはCO₂ガスとの接続
- ハイドロゲルベース・バイオ樹脂を使用
- 細胞フレンドリーな波長(780 nm)
- ストレスを最小限に抑える高速プリント
- バイオプリンティング・モデル・ライブラリの標準的な3Dデザインが利用可能
2PPによるライブセルプリントはまだ少ないですが、この高解像度3Dバイオプリンターはそれを可能にするために設計されています。以下の構造は、NIH 3T3線維芽細胞を組み込んだゼラチンメタクリレートベースのバイオ樹脂からプリントされました。私たちは細胞生存率が90%を超えることを実証しました。一連の画像は、細胞が生きており、実際にプリント構造内に組み込まれていることを示しています。
Which materials are compatible with Quantum X bio?
幅広い生体適合性材料を使用できます:
-
Nanoscribe製 光硬化樹脂(例:IP-Dip, IP-S, IP-Q, IP-PDMS, IP-Visio, IPX-S, IPX-Clear, IPX-Q, IPX-M)
-
Nanoscribe製 GP-Silica による石英ガラスプリント
-
Nanoscribeのパートナーが提供するハイドロゲルおよびバイオマテリアル(例:BIO INX社のHydrobio INX N400、Advanced BioMatrix社のPhotoHA)
- サードパーティ製材料およびカスタム材料
注記 1: Quantum X bio高解像度3Dバイオプリンターはオープンマテリアルシステムとして設計されており、用途に合わせて独自またはサードパーティの材料を使用できます。
注記 2: NanoscribeはQuantum X bio用に、幅広い非医療用途を可能にする他の光重合樹脂も提供しています。
なぜ他のバイオプリンターよりQuantum X bioを選ぶべきなのですか?
プリント速度の指標は、1秒あたりにプリントされるボクセル数であり、デジタル情報が硬化材料に変換される効率の指標となります。ここに示したグラフは、プリンティング速度と形状サイズの観点から、二光子重合法(2PP)と一般的なアディティブ・マニュファクチャリング技術を比較したものです。絶対的な体積プリンティング速度で見ると、2PPの逐次プロセスは他の技術に比べて速度が劣っているように見えます。しかしこの技術は、解像する微細なボクセルサイズに対して高いボクセルプリンティングレートを特徴としています。
Nanoscribeのホワイトペーパーでは、さまざまな高解像度3Dプリンティング技術の性能についてさらに深く解説しています。当社ウェブサイトのプレミアムセクションでご覧いただけます。無料でログインまたは登録してください。
なぜQuantum X bioは共同利用施設に最適なのですか?
高解像度3DバイオプリンターQuantum X bioは、多様な基板や材料に対応し、さまざまな研究ニーズを満たすため、共同利用施設に理想的です。直感的な設計により、システムの初心者であってもすぐにプリンティングを始めることができます。優れた技術サポートと、情報をすぐに調べられるオンラインNanoGuideが利用をさらに容易にします。
Quantum X bioソフトウェアは、高解像度3Dバイオプリンティングジョブをリアルタイムで制御・監視し、インタラクティブなタッチスクリーン制御パネルまたはnanoConnectX リモートアクセス・ソフトウェアを介したオフィスからのリモート操作によって、直感的な運用をサポートします。
Quantum X bio
あなたの可能性を探りましょう
まだ検討中ですか?製品エキスパートであるJochenに、拘束力のない20分間のミーティングで、あなたの疑問をご相談ください。
さらに、オンラインまたはオンサイトでのパーソナライズされた製品デモもご予約いただけます。Quantum X bioの性能をぜひご体験ください。