基本原理
3D printing by 2GL®
Two-Photon Grayscale Lithographyがついに3Dへ
従来の3Dプリンティングには根本的な課題があります。複雑なデザインや曲面形状の高解像度3Dプリンティングでは、プリントを多数の水平・垂直層にスライスおよびハッチングする必要があります。これにより、滑らかな曲面やフィリグリー構造のプリント時間が大幅に増加する可能性があります。詳細はTwo-Photon Polymerization (2PP) の解説をご参照ください。
2019年に導入されたNanoscribeの独自知的財産である Two-Photon Grayscale Lithography (2GL®) は、ボクセルチューニングを実現し、プリントすべき層数を大幅に削減します。これはスキャンパス中の高速レーザー変調によって達成されます。ただし、この技術はこれまで2.5D構造にのみ適用可能でした。
卓越した形状精度による優れた品質
2023年に発売された3D printing by 2GL®は、Nanoscribeのグレースケール技術を三次元に拡張しました。この高解像度3Dプリンティングプロセスは、最高速度でスキャンしながらリアルタイムでレーザーパワーを動的に変調する技術に基づいています。これにより、重合ボクセルのサイズが精密に制御され、あらゆる3D形状の輪郭に完全に一致します。この独自の3Dナノ加工技術は、スライシングステップやボクセル起因の形状歪みのない、滑らかでフラットのない表面を生成し、高解像度3Dデザインの実際の形状を正確に再現します。
最大60倍まで速度を向上
3D printing by 2GL®は、現在市場で入手可能な最速の2PPベース3Dマイクロ加工技術です。その動的ボクセルチューニングにより、光学的に滑らかなナノ構造表面を造形するために必要なプリント層数を、大幅に削減できます。3Dナノ/マイクロ加工向けの最速積層造形技術は、プリント速度を飛躍的に向上させます。スループット向上の程度は構造設計によって異なりますが、既存の二光子リソグラフィシステムと同等の高い品質要件を維持しながら、その10〜60倍のスループットを実現します。